権利関係 重要過去問題 『代理』  H18 問2

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どうも。

中卒宅建講座講師のユウスケです。

今回は権利関係の中の『代理』についての
重要過去問題を解説していきます。

【問2】AはBの代理人として、B所有の甲土地をCに売り渡す売買契約
をCと締結した。しかし、Aは甲土地を売り渡す代理権は有して
いなかった。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び
判例によれば、誤っているものはどれか。


今回の講義をわかりやすく動画にしたのはコチラ

             



【中卒宅建講座】権利関係 重要過去問題 『代理』  H18 問2

★1 BがCに対し、Aは甲土地の売却に関する代理人であると表示してい
た場合、Aに甲土地を売り渡す具体的な代理権はないことをCが過失によ
り知らなかったときは、BC間の本件売買契約は有効となる。

[☆解説]
Aは代理権を有していないので、無権代理になります。

【無権代理は原則として無効】です。

しかし『表見代理』が成立すると有効な代理行為として扱うことができます。

表見代理の種類には

【代理権授与の表示による表見代理】

【権限外の行為の表見代理】

【代理権消滅後の表見代理】

があり

【無権代理であることについて相手方が善意無過失であること】
であれば成立します。

本人BはAに代理権を与えていないのにもかかわらず
本人Bが相手方Cに対し、「Aは代理人である」と表示しているので
【代理権授与の表示による表見代理】が成立する可能性があります。

しかし相手方CはAに代理権がないことについて知らなかったが
過失が有るので
【無権代理であることについて相手方が善意無過失であること】
という要件を満たさず、表見代理は成立しません。

したがってBC間の売買契約は有効にはなりません。

よって「有効となる」とするこの問題は誤りです。

★2 BがAに対し、甲土地に抵当権を設定する代理権を与えているが、A
の売買契約締結行為は権限外の行為となる場合、甲土地を売り渡す具体的
な代理権がAにあるとCが信ずべき正当な理由があるときは、BC間の本
件売買契約は有効となる。

[☆解説]
本人Bが代理人Aに「抵当権を設定する代理権」は与えているが
代理人Aが、その代理権の範囲をこえて権限外である売買契約締結行為を
した場合は【権限外の行為の表見代理】が成立する可能性があります。

代理人Aに売買する代理権があると相手方Cは信ずべき正当な理由がある
(善意無過失)ので表見代理が成立し、BC間の売買契約は有効となります。

よって「有効となる」とするこの問題は正しいです。

★3 Bが本件売買契約を追認しない間は、Cはこの契約を取り消すことが
できる。ただし、Cが契約の時において、Aに甲土地を売り渡す具体的な
代理権がないことを知っていた場合は取り消せない。

[☆解説]
無権代理の相手方を保護するために、相手方には
『催告権』
『取消権』
『無権代理の責任追及』
が認められています。

催告権とは相手方が本人に対し
「追認するんですか?追認しないんですか?」と追認をするかどうかを
求めることができる権利です。

取消権とは相手方が無権代理人に対し
「僕はあなたが無権代理人だと知らなかったので取消すよ」といって
取消しをすることができる権利です。

無権代理の責任追及とは相手方が無権代理人に対し
「僕はあなたが無権代理人だと知らなかったし、知らないことに
 過失もないので契約の履行か損害を賠償してもらうよ」といって
無権代理をしたことについての責任を追及することができる権利です。

この問題は取消権についての問題です。

【本人が追認しない間は、相手方が取消すことができる】
ただし
【悪意の相手方には認められない】

Bが本件売買契約を追認しない間は、Cはこの契約を取り消すことが
できます。

しかし、相手方Cが、Aに代理権がないことについて知っている
(悪意)ので相手方Cは売買契約を取消すことができません。

よって「取消せる」とするこの問題は正しいです。

★4 Bが本件売買契約を追認しない場合、Aは、Cの選択に従い、Cに対
して契約履行又は損害賠償の責任を負う。ただし、Cが契約の時において
、Aに甲土地を売り渡す具体的な代理権はないことを知っていた場合は責
任を負わない。

[☆解説]
この問題は無権代理の責任追及についての問題です。

【無権代理について善意無過失の相手方は無権代理人に対して
 契約の履行、または損害賠償の請求をすることができる】

無権代理をされた相手方Cは無権代理人に対して契約の履行または
損害賠償を請求することができます。

ただし、この『無権代理の責任追及』は相手方が無権代理で
あることについて善意無過失である場合に認められます。

相手方Cは、Aに代理権がないことを知っている(悪意)ので
無権代理の責任追及はできません。

したがって、Aは契約の履行または損害賠償の責任は負いません。

よって「負わない」としているこの問題は正しいです。

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