【宅建・過去問】 『同時履行の抗弁権』  H15 問9

応援クリックしていただけると嬉しいです↓

にほんブログ村 宅建試験

こんにちは(´0ノ`*)

中卒宅建講座講師のユウスケです。

今回は権利関係のなかで『同時履行の抗弁権』に関する
平成15年度の問9を解説していきます。

〔問9〕 同時履行の関係に関する次の記述のうち,民法の規定及び判例に
     よれば,誤っているものはどれか。


今回の講義をわかりやすく動画にしたのはコチラ

             



【中卒宅建講座】重要過去問題 『同時履行の抗弁権』  H15 問9

1 動産売買契約における目的物引渡債務と代金支払債務とは,同時履行の
  関係に立つ。

[☆解説]

【双務契約の当事者の一方は、相手方がその債務の履行を提供
 するまでは、自己の債務の履行を拒むことができる】

となっています。

売買契約のような双務契約では「同時履行の抗弁権が原則」となっています。

なので、売主の目的物引渡債務と、買主の代金支払債務は同時履行の関係に
立ちます。

よって「立つ」とするこの問題は正しいです。

2 目的物の引渡しを要する請負契約における目的物引渡債務と報酬支払債
  務とは,同時履行の関係に立つ。

[☆解説]

双務契約では「同時履行の抗弁権が原則」となっていますが、双務契約以外
でも同時履行の関係に立つものがいくつかあります。

その1つが

請負契約においての、請負人の目的物引渡債務注文者の報酬支払債務です。

請負契約とはたとえば、

Aさんが、大工であるBさんに家を建ててもらうような契約のことをいいます。

この場合のAさんを「注文者」といい、大工のBさんを「請負人」といいます。

Bさんは完成した家をAに引き渡さなければならない目的物引渡債務を負い
Aは仕事の完成として代金を支払わなければならない報酬支払債務を負います。

請負人の目的物引渡債務と注文者の報酬支払債務は同時履行の関係に立ちます。

よって「立つ」とするこの問題は正しいです。

3 貸金債務の弁済と当該債務の担保のために経由された抵当権設定登記の
  抹消登記手続とは,同時履行の関係に立つ。

[☆解説]

同時履行の関係に立たない場合として

貸金債務の弁済その担保のためにされた抵当権抹消登記手続き

があります。

貸金債務の弁済とその担保のためにされた抵当権抹消登記手続きとは

たとえば

Aが、Bにお金を貸していて、Bがそのお金を返して場合に、設定していた
抵当権の登記を抹消してもらうことです。

Bが弁済をすれば、抵当権自体は消滅するので、登記の抹消まで同時に
しなくても、Bだけが損をして不公平になるようなことにはならないからです。

よって、「立つ」とするこの問題は誤りです。

4 売買契約が詐欺を理由として有効に取り消された場合における当事者双
  方の原状回復義務は,同時履行の関係に立つ。

[☆解説]

双務契約では「同時履行の抗弁権が原則」となっていますが、双務契約以外
でも同時履行の関係に立つものがいくつかあります。

その1つが

取消後や解除による原状回復義務です。

したがって、売買契約が取消された場合の原状回復義務は同時履行の
関係に立ちます。

よって「立つ」とするこの問題は正しいです。

★「今日の記事は役に立った!」という場合には、

ぜひクリックしていただけると助かります↓

にほんブログ村 資格ブログ 宅建試験へ

にほんブログ村

宅建についてご質問があれば

tyuusotutakkenn@gmail.com

までお願いします。

できるだけ具体的にして頂けると助かります。

最後まで読んでくれて有難うございました。

それでは、また更新します。

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

          

あわせてに読みたい関連記事

          

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ